半導体パッケージのアセンブリは、半導体の性能や耐久性と深く関わる工程です。本記事では、半導体パッケージのアセンブリの目的や重要性、外部に委託するメリットなどについて解説します。
半導体パッケージのアセンブリとは、半導体チップをパッケージに組み込む工程です。ここでは、アセンブリの目的と方法、重要性を解説します。
半導体製造におけるアセンブリの目的は、ウェハから切り出したチップをパッケージへ組み込むことです。チップ単体では他の外部機器と接続できないため、アセンブリで実用的な部品に仕上げます。
半導体はウェハのままでは機械に取り付けられないため、小さなチップに切り分けます。切り出したチップは、ダイボンディングによりパッケージ基板へ固定されます。
従来はワイヤボンディングと呼ばれる方法で接続していましたが、近年はチップをひっくり返して直接つなぐフリップチップボンディングが採用されるケースが増えています。
アセンブリは半導体チップの信頼性だけではなく、寿命も左右するため重要な工程です。パッケージで、熱や湿気、衝撃などから半導体チップを保護します。そのため、アセンブリでは、性能の低下や故障につながる接続不良や固定不良に十分注意した品質管理が欠かせません。
前処理から梱包まで一括対応できる業者を選ぶことで、異物の付着や汚染などのリスクを抑えやすくなるため、品質の向上につながります。特に、高性能な設備や検査機器などを備えている業者に依頼すれば、品質の高い半導体パッケージのアセンブリを期待できます。
また、専門的な設備は、非常に高額です。自社で揃えようとするとコストが高くなるため、委託することでコストを最適化できます。
半導体パッケージのアセンブリに対応している工場では、24時間稼働や自動化ラインなどによる効率的な生産体制を整えています。短時間で大量に生産できるため、生産効率を上げたい場合に委託が効果的です。
どれだけ高速で生産できても、結果的に不良につながってしまえば材料のロスや廃棄が発生します。しかし、経験豊富で品質を維持しながら不良率の低い業者に委託すれば、ムダを削減できます。
アセンブリ専門業者によっては、製造工程の課題と改善策を提案できます。不要な工程の削減や製造方法の見直しなどについて、専門的な視点からアドバイスが受けられるのもメリットです。自社では問題ないと判断している工程の中にも、改善の余地が見つかることがあります。
半導体パッケージのアセンブリは、半導体チップを実用化するために欠かせない工程です。専門的な知識や高額な設備が求められるため、自社で対応が難しい場合は専門業者への委託を検討しましょう。製品の性能や寿命、品質に関わる工程であるため、受注実績を確認したうえで委託先を選ぶことが重要です。改善提案を行っている業者を選択すれば、コストの削減や生産効率の向上も期待できます。
フリップチップボンディングを含めた半導体製造後工程を委託することができる企業の中で、高度な技術による「小型化・高速化」、複数製造会社での分散対応による「短納期」、部品調達による「低コスト」と、それぞれの特長を持つおすすめの企業を紹介します。ぜひ委託先を選定する際の参考にしてください。

端子ピッチ30μmの実装や6Gなど次世代通信の200GHzクラスの実装が可能な技術力を持つ企業。他社では対応が難しい微細接合にも対応できます。
小型化・高速化に向けた高精度な実装が求められるイメージセンサのパッケージングやカメラモジュール、次世代通信などへの対応に適しています。

高い技術を持つ製造会社を委託先に持つ、自社工場を持たないファブレス企業。1案件を複数の企業で分散対応できるため短納期が実現可能です。
スマートデバイスやPC関連機器、IoTデバイスなど製品のライフサイクルが短く、迅速な製品投入が必要な場合に適しています。

部品調達において国内外に50を超える多様なネットワークを構築(※)しており、低価格での仕入れが可能。低コストでの量産を実現できます。
家庭用電子製品やオーディオ機器製品など、売れ行きが予測できる製品のシェア拡大を狙った量産が求められる場合などに適しています。
※2024年10月確認時点:参照元:ピーダブルビー公式HP(https://pwb.co.jp/service/assembly/)