フリップチップ実装で使用されるはんだバンプには、古くから用いられている「C4バンプ(Controlled Collapse Chip Connection)」と、半導体の微細化とともに普及してきた「マイクロバンプ」があります。同じバンプ接合でも、サイズや材料構成、適用される用途に違いがあります。
ここでは、C4バンプとマイクロバンプそれぞれの特徴と、両者の違いについて紹介しています。
C4バンプは、直径100μm前後のはんだボールをチップの電極上に形成し、基板側のパッドと溶融接合する従来型のフリップチップ用バンプです。比較的サイズが大きいため形成プロセスが安定しやすく、フリップチップボンディングの基本技術として長年利用されてきました。
マイクロバンプは、直径数μm〜数十μmと、C4バンプに比べて大幅に小さいバンプです。半導体チップの電極ピッチが狭くなるにつれて、C4バンプでは対応できない密度での接続が求められるようになり、2.5D/3D実装をはじめとする先端パッケージで採用が広がっています。
C4バンプはピッチ150μm〜数百μm程度で形成されるのに対し、マイクロバンプは数十μm以下の狭いピッチにも対応できます。ピッチが狭くなるほど同一面積内により多くの電極を配置できるため、高密度実装にはマイクロバンプが適しています。
C4バンプははんだのみ、または銅ピラーの上に薄くはんだを形成した構造が中心であるのに対し、マイクロバンプは銅ピラーの比率が高く、先端に薄いはんだ層のみを形成する構造が多く用いられます。これは、微細なピッチでもバンプ同士がブリッジ(短絡)しにくくするための工夫です。
C4バンプは、比較的ピッチが広く、コストや量産性が重視される一般的な半導体パッケージで多く採用されています。マイクロバンプは、チップ間の接続数が多いロジックICと積層メモリの接続や、2.5D/3D実装によるチップレット構成など、高密度な接続が求められる先端パッケージで採用が進んでいます。
C4バンプとマイクロバンプは、扱う電極ピッチと実装密度によって使い分けられる技術です。委託先を検討する際は、対応可能なバンプピッチや実績のある製品分野を確認することで、自社が求める実装密度に合った企業選定がしやすくなります。
フリップチップボンディングを含めた半導体製造後工程を委託することができる企業の中で、高度な技術による「小型化・高速化」、複数製造会社での分散対応による「短納期」、部品調達による「低コスト」と、それぞれの特長を持つおすすめの企業を紹介します。ぜひ委託先を選定する際の参考にしてください。

端子ピッチ30μmの実装や6Gなど次世代通信の200GHzクラスの実装が可能な技術力を持つ企業。他社では対応が難しい微細接合にも対応できます。
小型化・高速化に向けた高精度な実装が求められるイメージセンサのパッケージングやカメラモジュール、次世代通信などへの対応に適しています。

高い技術を持つ製造会社を委託先に持つ、自社工場を持たないファブレス企業。1案件を複数の企業で分散対応できるため短納期が実現可能です。
スマートデバイスやPC関連機器、IoTデバイスなど製品のライフサイクルが短く、迅速な製品投入が必要な場合に適しています。

部品調達において国内外に50を超える多様なネットワークを構築(※)しており、低価格での仕入れが可能。低コストでの量産を実現できます。
家庭用電子製品やオーディオ機器製品など、売れ行きが予測できる製品のシェア拡大を狙った量産が求められる場合などに適しています。
※2024年10月確認時点:参照元:ピーダブルビー公式HP(https://pwb.co.jp/service/assembly/)